MGL~メダカ~

メダカの飼育 産卵・孵化・卵の観察など

メダカの孵化(卵~孵化~稚魚の写真)

我が家の小さな水辺。(2002年夏頃)
睡蓮鉢(奥・直径40cm水深18cm)と甕(前・直径25cm水深25cm)

睡蓮鉢の写真
睡蓮鉢:ヒメスイレン、十和田アシ、斑入りガマ、オモダカ、カモンバ。 ヒメダカのペアは暑さ寒さに耐えて2年目、いたって元気。
甕: ヒメダカのペア2年目。深い甕は寒暖の影響を受けにくいので居心地が良いようだ。

 

2002.8.12
朝、睡蓮鉢と甕のメダカがお腹に卵をつけて泳いでいた。
メダカは水草に卵を付ける(と本に書いてあった)のでカモンバを買いに走る。カモンバを睡蓮鉢に入れる。
卵の観察および稚魚の飼育用に水槽を用意し水を入れる。ろ過装置は外す。

2002.8.13
朝、睡蓮鉢で稚魚が2匹泳いでいた。ひしゃくですくい、稚魚飼育用の水槽へ移す。
睡蓮鉢のカモンバも稚魚飼育用水槽に移す。
卵をお腹につけたメダカをひしゃくですくい、甕から稚魚飼育用の水槽へ移す。メダカはお腹の卵を水草にこすりつけようとする。
何度も何度も水草にすり寄り、10個程の卵を付けるのに2時間余りかかる。
(卵(1ミリくらい)が付けられた場所を、水槽の外側からマークしておくと観察し易い。)
メダカが卵を水草に付けた終わったら、網でそっと捕らえ、元の甕に戻してやる。

2002.8.14
卵を観察。肉眼では見えないが、「イモリの発生」を想像してワクワク。
サカマキガイの卵カモンバにゼリー状の卵がいっぱい・・・

たぶんタニシの卵。'04.7.6訂正。

タニシはからの中で卵を孵化させ親と同じ姿に成長した子貝を産み落としますので(卵胎生)カモンバについていた卵はタニシの卵ではないことが判明。 
おそらくサカマキガイの卵だと 思われます。

2002.8.15
一日何度も稚魚(6ミリ、4ミリ)の安否確認。小さいほうは元気がない。

2002.8.16
睡蓮鉢、甕のメダカはその後も毎日産卵。市販の餌をマメにやることにする。

2002.8.17
稚魚が3匹に。観察を始める以前に産卵したものが孵化しているもよう。
卵を撮影してみた。

メダカの卵の写真

 

2002.8.18
稚魚が4匹に増えた。孵化して間もない小さい稚魚はあまり活発には動かないようだ。

メダカの卵の写真

目らしきものが見える。目の下には心臓があり、ドクドクしている。

2002.8.20
卵の撮影方法について(我流なので参考にはなりません・笑)
稚魚用水槽にルーペ(倍率不明)をセロテープで貼り付けます。 デジタルカメラをルーペにぴったり付けて望遠で撮影します。水草(卵)が動くのでピントの調節はちょっと厄介です。観察・撮影時は水槽の向こう側から光をあてます。 
水槽の写真 
こんなふうに写ります。
たまごの写真  メダカの卵の写真 
目がはっきり確認できます。 (17、18日に撮影した卵は右上の卵です。移動してピントが合わなくなりましたので、撮影対象を変えました。)

2002.8.23
午後4時過ぎ。娘が「おかあさん、メダカいっぱい増えてるよ!」と言う。 13日に産まれた卵が孵化しはじめたらしい。カメラをセットしてみると、3つあった卵が2つになっている。孵化の瞬間を撮影したいのでカメラを固定する。電源はACアダプターを使用し、コンセントからとる。ピントをあわせ、孵化の瞬間を待つ・・・。 

メダカの卵の写真 
朝3個あった卵が2個になっていた。 

メダカの卵の写真 
ちょっと目を離した隙に孵化。・・・もぬけのから。

メダカの卵の写真 
メダカは 卵の中でクルリと体の向きを変えたり、尻尾をヒラヒラさせたりしている。

2002.8.24
早朝より観察。孵化の瞬間は・・微妙なタイミング。カメラを覗き込んだら孵化したメダカが視野から出て行く瞬間だった。一瞬見えたのは体半分だけ。気を取り直して孵化直後のメダカを撮影することに。カメラのレンズにルーペをセロハンテープで貼り付ける。

メダカの写真 
孵化直後のメダカ。体調3ミリ。ゆっくり漂うように泳ぐ。 丸いお腹に栄養を持っている(と昔、学校で習った)。  

2002.8.25
水槽内の稚魚が増え、個数の確認が難しい(12、3匹ぐらい?)。金魚の餌を小さくして与えていたが、メダカ用の餌を与えることにした。水質管理など、今後の心配事はいくつかあるものの、とりあえず順調に孵化してよかった。

2002.9.05
3つ目の水鉢(古い火鉢)で飼っていたペアが卵を産んでいた・・・春には小さかったのに。メダカは生まれてから2ヶ月~半年ぐらいで大人になって卵を産むようになるらしい。

2002.9.07
稚魚飼育用水槽の水が減ったきたので水をコップ2杯ほど足した。足し水は水道水の汲み置き(水道水を一昼夜、戸外に置いておいたもの)。子メダカの水槽の水は殆ど汚れないが、下のほうにゴミが溜まるのが気になる。同じ水槽でタニシサカマキガイが繁殖しているので取り除いて処分した。

2002.9.13
ペットショップでクロメダカ(希少になりつつある在来種のメダカ)20匹を入手。庭で育てると危険が多いので室内のろ過装置付きの水槽に放した。まだ小さくて繁殖は来年になりそう。放流できるくらいたくさん繁殖させいな。 (補足 自分の家で増やしたメダカは絶対に放流してはいけません。理由は「遺伝子のかく乱がおこるから」です。野生のメダカは地域によって遺伝的な差があります。それを乱さないためです。'02.10.30追記) 

2002.9.22
稚魚用水槽を掃除した。水草を取り出す。水をそっと別の容器に移す(きれいなうわ水だけを移す)最後に残る汚い水は捨てる。メダカは網を使わず小さい容器で水と一緒にすくってコップに移す。足し水を一切せず、水を元の水槽に戻し水草を入れる。メダカを戻す。

メダカ稚魚の写真 稚魚の写真
8月13日に稚魚用水槽に移した2匹の稚魚(体調6ミリと4ミリ)は2センチ以上になったので、親メダカのいる甕に戻した。


ヤゴ発見!
水槽掃除のついでに抹茶色になっていた甕の掃除と水替えをしたら・・・底にヤゴがいました!!→